こんにちは。
総合キャリア支援室 荒木です
月日の経つのは早いもので、11月ももう下旬を迎え、イルミネーションが夜の街を美しく照らす季節になりました。
本日は、「コミュニケーション力」についてのお話です。
みなさんの履歴書を拝見していると、 よく自己PRの欄に「コミュニケーション力があります」と書かれていることがあります。
面接練習の際には「どんなコミュニケーション力がありますか?」と質問させていただく機会が多いです。
すると、ほとんどの場合、
「え?コミュニケーション力って、ひとと話せる力だと思いますけど・・・?」
という答が返ってきます。
確かにコミュニケーションは、ひとと対話することなのですが、 その内容はかなり多彩です。
コミュニケーションについて、少し整理してみましょう。
コミュニケーションは、言語を使って行われるだけでなく、視線(アイコンタクト)や相槌などの非言語によっても行われる。
コミュニケーションには、話をするひと(送り手)と話を聞くひと(受け手)がいる。
コミュニケーションは、送り手の意思や感情など、なんらかの意味を伝達するための「情報機能」を持っている。
コミュニケーションによって伝えられた情報は、受け手に対して影響力を持っている。
コミュニケーションによって送り手と受け手のあいだに共感や親近感が生まれ、互いを理解することができる。
ふだん何げなく交わしている会話にも、実はいろいろな要素が含まれているのですね
学生のあいだは、家族や友人との会話がほとんどで、年齢が違う初対面の人たちとの対話は、 アルバイト先で経験する程度ではないかと思います。
それが就職して社会人になると、年齢も考え方も違う、初対面の人たちとの意思疎通の必要性が 日常的になり、上に挙げたようなコミュニケーションができる力を問われるようになるのです。
採用試験の中でも「面接」では、そうしたコミュニケーション力がどの程度ついているのか、 みなさんの「素質」が見られていると思ってください。
え?! っと思った人、それほど心配することではありません。
学生のあいだに完璧なコミュニケーション力がついている人はそれほど多くありません。
また企業の側も、完璧なコミュニケーション力を持つ学生を求めているのではありません。
見られているのは、「素質」です。
たとえば、
相手の話をきちんと理解しようと努めて聞いているか?とか、
相手に理解してもらえるように自分の考えを話そうと努めているか?
その二点だけでも身についていれば大丈夫です。
できれば、年齢の違う、おとなの、初対面の人との対話で、 この二点ができるとよりベターですね。
ぜひ日頃からトレーニングを心がけてください。
トレーニングの仕方を知りたい、 トレーニングの相手をしてほしい、 という時にも、総合キャリア支援室を活用してください。
きっと役に立ちますよ!