こんにちは。
総合キャリア支援室 竹内です
現在、3年生を対象に、ゼミ別総合キャリア支援室利用ガイダンスを実施しています。
その中で、
「就活の時期がなぜ遅くなったのか」
という質問が寄せられました。
きっと、よりによって自分たちの代からなぜと少し不安、不満の感情もあるのかな・・
発端は、平成25年4月19日に開催された「経済界との意見交換会」において、安倍総理から経済界に対し、平成27年度卒業・修了予定者からの就職・採用活動開始時期変更を要請したことから始まります。
そのねらいは次の3つ。 詳細はこちら
学修時間の確保
・就職活動の早期化・長期化は、学業に専念すべき学生自身の負担になる
・学生の成長が最も期待される卒業・修了前年度の教育に支障を来たす
・結果として学生の学力の低下が懸念される
・就職・採用活動開始時期を変更することで、学生が落ち着いて学業等に専念できる環境が整備されることが期待される
留学等の促進
・大学3年次から1年間留学を希望すると、帰国時期は早くとも4年次5~6月頃になる
・従来だと、日本での採用選考活動はすでに始まっていて、採用選考が既にほぼ終わっている企業も少なくない
・グローバル人材の不足が顕在化しているにもかかわらず、就職活動時期の早期化を一因として、海外で学ぶ学生が減少の一途をたどっている
・採用選考活動が4年次の8月から始まることとなれば、このような理由で留学を諦めていた学生が留学することにつながる
・帰国後は選考活動にも乗りおくれることなく対応できる
・留学だけでなく、ボランティア活動等の参加促進に良い影響を及ぼすことも期待される
インターンシップ等キャリア教育の早期実施を期待
・就職活動期間中に企業への理解が深まっていた者ほど勤務先への満足度が高い
・大学1年次から自分の適性をみるために興味のある業界のインターンシップに参加
・まずは働くとはどんなものなのか、社会とは何なのかを知るためにインターンシップや職場体験などに積極的に参加したりすることを奨励
この要請に従い、産業界も大学関係者も合意し以下のとおり変更となっています。
変更は今の3年生から
広報活動は3年生の3月から(3ヶ月後ろ倒し)
選考活動は4年生の8月から(4ヶ月後ろ倒し)
※必ずしも、このとおり進むとは限りません。守らない企業がありそうなので注意が必要
いかがですか?
多少の混乱はあるかもしれませんが、条件はみな一緒。平等です。
では、どうするか?
ある意味準備期間が増えたのですから、やることは単純にこの2つ。
①知っていることを増やす。
②できることを増やす。
学生時代に色々なことに関心を持ち、色々なことにチャレンジする。
自分の可能性・選択肢を拡げるのも自分しだいですね。
時間は延びました。
普段から意識して、そして特にこの夏を有効に使いましょう!